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CourseraでBlockchain Specializationをとってみた

   

仕事も落ち着き気味で少し時間があったので、

  • 最近少しだけ関わったBlockchain・仮想通貨のプロジェクトの知識の整理
  • 英語でどこまで聞けるか・読めるかの確認

のためにCourseraのBlockchain Specializationを取ってみました。

Blockchain Specialization

このSpecializationは4つのコースで構成されていますが、それぞれの所感を書きたいと思います。

前提条件

まず最初に私自身の経験等でこのSpecializationに関係する前提条件を参考までに。

  • Blockchainの概要レベルの知識があり、一部の要素技術(公開鍵暗号やhash)の基礎知識もあり。
  • プログラミングとしては、Solidityの経験はないがJavaScriptやNode.jsは多少使ったことがある。過去一番使ってきたのはPHP。
  • LinuxのCLIは普通に使えるレベル。
  • 英語は東南アジアで英語で普通に働いて生活できるレベル。
  • 仮想通貨は多少売買経験あり。ハードウェアウォレット所有。

というようにある程度の知識がある上での受講です。 また英語字幕やスクリプトは見ながら聞いていることが多かったですが、日本語字幕の有無や品質は確認していません。先生の英語は多少アクセントがあるように思いますが、そこまでではないと思います。

最初に

まず確認すべきこととして、VirtualBoxと配布されるVMの起動確認があります。各コース最後の課題のために必要なのですが、手元のWindowsマシンではなぜかVMが起動しなかったので、私の場合はコース最後の課題だけはMacで行いました。Windowsしか持ってなくてもし提供されたVMが起動しないと、自分で何らかの環境構築が必要になりそうなので、無料期間中にまず確認すべきです。

また読み物(主にWeb上の記事)は必須ではないですが、全部読もうとすると公式ドキュメント等も含まれるためキリがない場合があります。私は分量と関心により取捨選択して読みましたのですべてを読んでいるわけではありませんし、(コースをとった意味があるかは別として)まったく読まなくても修了そのものはできます。

Blockchain Basics

BitcoinとEthereumを中心に、Blockchainのコンセプトを確認していくコース。Etherscan等を使ってブロックを見たりしますが、聞いて理解できれば普通に修了できると思います。

Smart Contracts

Ethereumのスマートコントラクトについてのコース。Remixを使ってほんの少しSolidityのコードを書く必要がありますが、プログラミングの知識があれば問題ないでしょう。ただしコースの動画内でのデモと最新のRemixでUIが異なるため、そこは自分でどうにかできる必要あり。

Decentralized Applications (Dapps)

スマートコントラクトのコースに続いて、Truffleを使ってDAppsの概要を見るコース。内容そのものは難しくないですが、提供されているファイルがコースでデモされているようにそのままでは動かない等のトラブルがあります(コース内フォーラムでも散見)。少なくともコース内フォーラムで検索したりググって解決したりデバッグする能力が必要で、Linuxやnpmを使った経験があると尚よしです。やはりこの手のテクノロジーは、コース制作時との差がけっこう発生していて、その差分を自分で補える力は必要だと感じました。最後の課題はテストコードを書くものですが、プログラミング経験があれば問題ないでしょう。

Blockchain Platforms

コース3までに出てこなかったもろもろのブロックチェーンや関連するアプリケーションや問題点についての概要です。

Permissioned BlockchainであるHyperledger FabricやツールのComposer, Microsoft Azureの取り組み, DAppsの例としてのAugurやGrid+, Blockchainの諸々の課題, IPFS, Hashgraphなどが取り上げられています。

最後のクイズはIPFSを動かしてみる必要があります。私はフォルダのhashが答えと一致せずどうしてもあと1問取れませんでした。同様の問題をフォーラムにレポートしている人も多数いますが、公式サポートはなしです。いやあ、絶対私の答えは合っていると思うんだけどなぁ。

総評

ブロックチェーンに興味があり、ある程度の技術的な知識がある方が、概要を掴むにはそれなりなのかなと思いました。ただしコース制作時と現状とで差分がそれなりに発生していますので、そこは各自でどうにかする必要があります。本来であれば必要な部分については、注釈等やフォーラムでの公式なサポートがもっと入ってもいいと思いますので、そういう意味ではちょっといまいち感はあります。

所要時間は、そこまで忙しくなくて時間がそこそこ取れそうなら、無理せず1週間で1コースで合計4週間でしょうか。(もちろん突っ込もうと思えば勉強することややり方はいくらでもありますので、時間はいくらでもかけることはできますが、いったん修了することを目標に考えるとそんな感じかと思います)